あの日観たリーチさんのカップ&ソーサー

陶芸家・七尾うた子さんは、古いヨーロッパの映画やジプシーが出てくる物語に影響を受けて作陶していると語っています。 中でも、登場人物たちが食卓を囲むシーンや調理シーンなど、人々が粛々と生活している何気ない日常の様子からインスパイアされることが多いとか。 うた子さんが美術館で観たバーナード・リーチさんの小さな「カップ&ソーサー」。可愛らしいその出立ちに「わたしも作りたい！」と胸が躍ったと言います。こちらの「カップ&ソーサー」はそんな思いをギュッと閉じ込めたようなネーミングも私的ですてき。 うた子さんの器は、絵付け（化粧）も形も同じものはない、まさに全てが血の通った「one of a kind（1点物）」。手元に届いたお皿を大切に使ってもらえると嬉しいです。