オカンの発酵便2024　春号

「時代の流れとともに消えつつある、滋賀・湖北の味を残し、後世に伝えたい」「全国の人に発酵食のおいしさを届けたい」そんな思いで2022年から始めたのが、この「オカンの発酵便」です。 発酵食を手がける発酵オカンたち、ホレボレ滋賀を運営する植田夫婦、イラストレーターの松浦すみれがタッグを組み「ツボのソコ」というチーム名でオカンの発酵食を広める活動しています。

滋賀県長浜市木之本町で「ブックカフェ すくらむ」を運営する発酵オカンが、 腕によりをかけてこしらえた季節の発酵食を箱に詰め込み全国の皆さまにお届けします。春号には、ふきのとう味噌・フキの佃煮・沢庵の贅沢煮・塩こうじが入ります。

沢庵の贅沢煮▶️ 湖北の郷土料理です。大根の漬物の一種である沢庵の古漬けの強い酸味と塩味を水で程よく流して、醤油、みりん、酒、出汁で煮込んで作ります。発酵の味がベースになった一品で、鷹の爪がピリとアクセントになっています。ご飯にもよく合います。

フキの佃煮 ▶地元でフキと言えばこの細い茎のフキです。一本ずつ筋をとって保存がきくように水を入れないで醤油でしっかり炊き上げます。疲れたときはフキの佃煮と白ご飯があるだけで食欲が湧きます。

実山椒みそ ▶木之本では山椒がたくさん採れます。若々しい彩りのうちに収穫。実の一粒一粒から、とても小さな枝を取り除くのは、とても手間のかかる大変な作業です。その山椒をさっと湯がいて、自家製みそと甘辛に合わせて作ります。ご飯のおともや豆腐田楽などに最適です。

塩こうじ▶️木之本の「カネナカ醤油」の糀を使って作っています。塩の代わりに様々なお料理にお使いいただけます。焼き魚、卵焼き、煮物、自家製ドレッシングなどにもおすすめです。旨みがあり、まろやかな塩味を感じていただけます。

湖北の食卓を彩る食材のイラストが描かれたオリジナル包装紙に包んでお届けします。贈り物にもおすすめです。